太平洋戦争 直前の 編物の雑誌

  • Day:2009.11.25 23:52
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縮 婦人倶楽部十月号付録表紙 のコピー
婦人倶楽部 昭和十四年 十月号付録 「毛糸の再生法と編物の洗ひ方 染め方 繕ひ方」です

昭和14年とは1939年 長く続いた戦争の果てに 第二次世界大戦が始まった年です。
この年の10月号ですから…
表紙には 日の丸と 物資愛護の標語が…。
標語 物資愛護

ただ、まだ太平洋戦争は始まっていないので
裏表紙を見ると
縮レートクレーム裏表紙 のコピー
フランス語のロゴと MADE IN NIPPON(JAPAN)の表記があります。
creme de leit ロゴ

まだ 鬼畜米英ではなかった時代なのですね。

肝心の付録の中味は、 和服に割烹着を着た女性の挿絵で 糸の再生方法が丹念に書かれています。
その中でも 目を見張るのは、解いた糸を洗って 染め直しをする方法。

そんじょそこらの 糸染めの本以上に 丁寧にわかりやすく、書いてあってこれなら染めてみたいと思うほどです。湯のしの方法も ヤカンのふたの変わりに漏斗を置いて する方法など へぇ~~っと手を打つようなやり方。

そして 最後にどうしようもなくなった毛糸は 細かく刻んでクッション材にするのが良いそうですよ!

物が有り余る今日では ちょっと考えられないような手間をかけて、物を大事にしていた昭和。
今からたかだか 70年前の話です。
考えさせられますね。

古い本を手にすると その時代の声が聞こえてくるようで 時間を忘れてしまいそうです。
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