追跡~片カギアフガン針1本で円形に編んだ作品Rug~

京都から帰って 1週間経ってしまいました。

何をしていたかというと…
ひたすら寝て…(笑)
色々な事をゆっくり思い出しながら、たまった家事やら仕事をポツポツ片づけています。

やっとPCを立ち上げたら…
恐ろしいほどのメールが届いていて(大半はスパムメールですが)
こちらも削除しながら、遅くなってしまったメールのお返事を書かなくては…っと思っているところです。


さて今日の題の「追跡」は京都文化博物館に出した作品の名前です。
京都ラグ1 (263x350)

アフガン編地 (263x350)

【形】 直径140㎝ の8角形
【技法】30㎝の片カギのアフガン針1本で円形に編んだRUGです。ハギはありません。
【使った素材】
ハードウィック、モンゴル羊毛、チカ(フライングシープ・豊岡さん)、桃太郎(フライングシープ・豊岡さん)
バアサン(羊まるごと研究所・酒井さん)、サフォーク系カラードのお尻の毛(羊まるごと研究所)など…
【重さ】ラグだけで2kg 展示用に裏張り・吊り紐入れると3kg近いかも…

この作品を作るにあたって思ったことは…、
私らしい物を作りたいということ。でも「らしい」ってなんだろう?などなど考えながら、

絶対にやってみたいことを実現したら、私らしい物になるだろうっとスケッチしたり書きだしてみたり。

★でっかい円形!!にしたい
☆アフガン編み
★ダブルフックではなくて、片カギのアフガン針で!
☆閉じハギなしにする!
★たて糸渡しの編みこみ模様(インターシャ)

素材は
☆ずっと集めてきたフリースの好きな部分(お尻の硬い毛)をガッチリ紡いで双糸に♥
ラグ用糸 (2) (350x287)


イメージはできたので市販の毛糸でまずは試作…
普通に考えると円形を作るには、ダブルフックでなければ、片カギアフガン針1本では…無理です。
何本か屈指すれば…。でも20号のアフガン針を何本も持っていないし…買うのも悔しいので
色々試行錯誤…。

そしてあみ出しました!!
片カギアフガン針 1本で円形に編む技法 たぶん(笑)私のオリジナルの編み方です。

これは 嬉しかった。やれば出来る~!!
作品を見た人はたぶん気が付かない事でしょう…。
でも、私だけが「うひひ~」これはアフガン針1本で編んだのよ!!
とじはぎしてないの!!と自己満足の塊だけど…。
これこそ 私の作品♥です。

縁編みの部分↓
アフガン縁 (350x263)

本体はこの8角形のRUGでした…。
展示の事を計算に入れてなかったので その後付属の釣り紐↓を編むことになるのですが…。
帯
↑これも アフガン編みです。厚みは1㎝ 

この紐2本で両脇を支え、頂点部分を編み足して丸棒に通し3点で支えるはずだったのですが…
あまりの重さにリハーサル展示で2本の吊り紐が伸びてしまって 博物館での展示は上の画像のようになりました。

自宅でも3日間は吊るして伸び分を調整して発送したのですが、強度が足りなかったようです…(残念)

会場であの足(吊り紐のこと)は何ですか?と聞かれて…。
作品として完成させて展示まで漕ぎつけるにはまだまだ技量がたりんのだなぁ…っと次回の作品つくりへの源にするのでした。

この作品は…作品つくりでも発送に関してもいろいろ勉強になることが多く、
思い出深い作品になりました。
そして、なにより制作がとっても楽しかったし充実していて、達成感がありました。
それには…ずっと思い続けていたことがあったのです。

1996年 嫁ぎ先の両親二人を介護そして看取った後、出産。5年ちかいブランク(たぶん)から復帰しようとスピナッツをとったら…、「光る羊」の特集号でした。
あの時、「あぁ~私も出したかった!もう1年早く復帰してたら…作品だせなくても見に行けたかも…のんびりしすぎた!!置いてけぼりだ!」っとものすごい焦燥感と敗北感でいっぱいだったのです。
そしてあの時「次回 この作品展があるときは絶対に出す!」と固く自分に誓ったのでした(笑)

16年待ちました(笑)今回「光る羊」ではなくて「ヒツジパレット」でしたが、積年の思いを果たせてとっても幸せです。
長かったなぁ~っという思いと、こんなに長く続けてこられてよかった、飽きることなく続けられるWOOLの手仕事に関わっていてよかったとホントに思います。
あまりに思い入れたっぷりすぎて、帰宅後熱が出てしまったのかもしれません。

次回は… いえ次回がまた16年先でも告知があったら…参加します!

そしておしまいに
今回この公募展を企画してくださったポンタさん
またそれにかかわられていた皆様、特に愛情を注いで作品のディスプレイをしてくださっていた方々
本当にありがとうございました。感激しました。ありがとう~

長々さいごまで読んでいただきましてありがとうございました。





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Comment

baruさん、おひさしぶりです!
素晴らしい作品ですね。
そしてこれができるまでの道すじにじーんとなってしまいました。
私もこんな“渾身!”のものづくりができる日がくることをを心にしっかり描きながら、とりあえずは今の日々を生きようと思います。
朝からなんだかとても嬉しくて、思わず長々とコメントを…。
失礼しました。
kauriさん
コメントありがとうございます。
だらだら書いた 長い文を読んでいただいてうれしいです。

家族を大事にして、一時好きなものから少し離れても 自分自身が諦めて離れなければ、また楽しいことは巡ってきますね。 今回はそんなことが身にしてみて嬉しくおもえた事でした。


  • 2012/03/19 22:54
  • baru
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